DVシェルターに入所してDV夫と離婚した体験談ブログ

DV夫との結婚生活は2年間。DVシェルターに入所後、離婚調停をおこない、DV夫と離婚しました。DVシェルターでの生活やシェルターを出たあと、その後についてブログにつづっていきます。

DVシェルターに入ったことがきっかけでDV夫と離婚できました

こんにちは。DVシェルターを経験したyumeです。

私はDVシェルターに入ったことがきっかけで、人生が大きく変わりました。DV夫との結婚生活は約2年。この2年間は、「つらい」「誰か助けて」そんな気持ちばかりをかかえ、経済的にも精神的にも不安定な生活を送っていました。

脱出できない苦しみ

DV夫とは恋愛結婚でした。付き合ってるときは、誰に対しても面倒見がよく、もちろん私の用事でもフットワーク軽く動いてくれました。DV夫のことを知っているひとは、彼のことを皆、“優しい”と言っていました。もちろん、DV夫の親や兄弟もそう言ってました。

 

でも、ちょっと気が短い。それに、独占欲が強い。独占欲というか、私に依存しているような気がしていました。執着心が強い、という言い方もあっていると思います。

それから、ひとにケガをおわせるようなことはありませんでした。私にも手をあげたことはありません。

 

そんなDV夫と結婚前、その独占欲の強さから恐怖を覚え、「別れたい」と告げたことがありました。

 

すると、私の家から車で30分ほど離れたコンビニへ連れて行かれ、そこで夜の9時から約10時間、お説教。ときには弱音を吐き、「俺にはお前しかいない」と言われたりもしました。私は仕事があったので、朝の7時前にやっと解放されました。

 

私の意志の弱さ、ひとの感情に流されるところ、そんなところが悪かったのか。相手の話術が巧妙なのか、別れることができず、そのままずるずる結婚に至ったのでした。

 

今思えばDVの兆候だった

今思えば、DVらしきものを目の当たりにしたのは、ペットへの必要以上のしつけです。DV夫は犬を1匹飼っていました。

 

しつけというより、犬を黙らせるための暴力がありました。初めて見たときは、とても驚き、DV夫の人格を疑いました。「そこまでしたらかわいそう・・・やめてあげて」と私は言いましたが、DV夫に言うには「うるさいから仕方がない」とのことでした。

 

もちろん、DV夫はペットのことが嫌いなわけではなく、よく可愛がっていました。可愛いのに、手放したくないのに暴力を振るう。私にはよく理解できない行動だなぁと思っていました。

 

結婚生活ではDV夫の本性が出てきました

もともと気が短く、すぐにカッとなることはわかっていました。結婚生活では、さらに悪化。

お金の話になると、もうダメでした。結婚したタイミングでリストラにあったDV夫。本人のなかで焦りもあったと思います。

「なんでもいいから働いて」とこちらが真面目に言えば言うほど、DV夫はカッとなり、物にあたるようになりました。

 

悩み続けた2年間の終止符はDVシェルター

お金とDV夫のストレスで、2度体調を崩したことがありました。慣れない育児もあって、本当に心も体もボロボロ。

 

だれか助けて。どうやったらここから抜け出せるのか?

 

親に相談?いやいや・・・ただでさえ、旦那が仕事をしていないことで心配かけているのに、さらに心配をかけるわけにもいかない。

 

友達?びっくりするだろうな。こんな私の現状を知って、嫌われたくない。

 

誰に相談すべきか、本当に悩みました。ここから抜け出すには、誰に助けてもらったらいいんだろう?

この問題は、ひとりでは解決できない、そのことだけはわかっていました。誰か、第三者の助けが必要だと気づいていました。

 

そこで思いついたのが、市のDV相談。本当にそんな課や相談窓口があるのか、市のホームページで確認しました。この行動が、後々すべてを変えるきっかけとなり、最終的にはDVシェルターへ入所。

そして、離婚調停を経てDV夫と離婚することができました。

 

夢を見ているような2年間でした

あのときは、ここから脱出できるのか?この先、私と子供はどうなるのか?暗闇のなかにいるような気持ちでした。

 

でも今は、あのときがまるで幻だったようです。今の生活がどれだけ幸せか、知らしめるためのものだったのかと思うほどです。

 

DV夫と離婚した後のこともいろいろ想像していましたが、警察の方の助けもあり、DV夫と子供の面会はあるものの、今はとても平和に過ごしています。