DVシェルターはおおやけにできないため、DVシェルターに滞在できる保護期間や料金についても疑問が多いと思います。何日くらい滞在できることができるのか?いくらくらいお金がかかるのか?保護期間や料金について、私が経験したことをもとに解説していきたいと思います。
DVシェルターの保護期間について
DVシェルターは、滞在できる期間が決められています。DVシェルターに保護される期間は基本的には2週間です。2週間という一応の目安はありますが、これはあくまで目安。
「2週間たてば追い出されるということはありませんので安心してください」と、最初にシェルターの職員の方が教えてくださいました。
保護期間延長はよくあること
実際に私がシェルターで出会った入所者さんは、1ヶ月ほど滞在されていました。今後についてなかなか決めることができず、気が付けばDVシェルターでの生活は1ヶ月経つとおっしゃっていました。
私は3日間の保護期間で日が合いませんでしたが、私が入所したDVシェルターでは月に2度ほど弁護士がDVシェルターに出向き、弁護士相談が無料でできる日があったようです。
その弁護士相談の日程や、何日かに1度おこなわれる施設の職員との面談の話の進み具合で、退所する期間が伸びたりするようでした。
DVシェルターの料金はいくら?
私がお世話になったDVシェルターは県が管轄で、DVシェルターの料金は一切不要。お金は1円もかかりませんでした。DVシェルターでは、決められた時間通りに行動しなければならないのがルールですが、すべてお金がかからないと思うと、本当に有り難いことでした。
布団や服、食事も毎日3食きっちり用意され、3時のおやつまでありました。毎晩シャワーだって使えるし、エアコンだってテレビだって使えます。洗濯機だって使えます。これがすべて無料。
税金にお世話になった分、これから自分自身が働いてしっかり税金を返さないと!という気持ちになりました。そして現在、正社員として就職し、両親と同居のため児童扶養手当ももらわず、納税しております。
母子寮では料金が発生します
シェルターで生活している間はお金がかかりませんが、そのあいだに転居先がどうしても見つからず、とりあえず母子寮に入るというケースもあるそう。そうなれば、母子寮では料金が発生するようです。
あなたの地域のDVシェルターを調べてみよう
私がお世話になったところは、お金を1円も払うことはありませんでしたが、もし民間のDVシェルターだと事情が違うかもしれません。料金についても、事前に確認しておいたほうがよいですね。
確認するところは、あなたのお住まいの市のDV相談窓口で確認してください。警察の生活安全課の方も頼りになりますが、警察官はシェルターの内情には詳しくありません。
DVシェルターでは保護期間が何日になってもお金がかからない場合が多いと思いますが、少しでも多くのお金を用意して避難することをおすすめします。もちろん現金でなくてもよく、銀行に預けているのなら通帳もしっかりと持って避難してくださいね。印鑑も忘れずに。
お金がなくなるまでDV夫との生活をガマンしていましたが、もっと早くに手を打てばよかったと、当時を振り返って思います。